低温での保管は可能ですが、注意点がいくつかございます。冷蔵庫から取り出した際に製品パッケージや小麦粉自体が冷えている状態だと、結露により水分を含む可能性があります。この結露がカビの発生を誘引することがありますので、特に気温と湿度の高い時期(6月〜9月)には注意が必要です。
また、冷蔵庫や冷凍庫では乾燥が進む可能性があります。小麦粉は一定の水分量を含んでいる状態が最適であり、乾燥が進むと品質が低下することがありますので、注意が必要です。
それに加えて、冷蔵・冷凍保管には利点もございます。コクゾウムシやダニなどの害虫混入やカビの発生を長期間予防できます。また、高温による小麦タンパク質の変性も予防できます。
総合的に見ると、冷蔵・冷凍保管は可能ですが、結露や乾燥に注意して適切な保管方法を選ぶことが重要です。取り出す際は、室温に戻すことで結露を防ぐことができます。
また、ベーカリスタでは冷蔵保管に関するコラムを作成しております。
どうぞご参考になさってください。
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