赤カビ毒(ドンとも言われる)は、小麦が畑で生育されている時に、雨や湿度でジメジメしている年に発生しやすくなります。
赤カビは自然界に胞子が浮遊していますが、小麦の花が咲いているタイミング(北海道では開花時期は6月頃)で、ジメジメした気候になると花から小麦の胞子が小麦の内部に侵入して、赤カビ病を引き起こします。
対策として、開花の時期に赤カビ用の殺菌剤を投入します。投入量は小麦の品種や、畑の状況によって異なります。通常2〜4回程度行うようです。
それでも、ジメジメが強すぎる場合は赤カビが発生してしまう可能性はあります。
また、収穫された原料は必ず赤カビの検査が実施されます。法律で義務付けられています。
ではなぜ今回、この事故が起こったのか。推測ですが、小麦収穫後は検査が行われますが、全量検査は難しく、サンプル検査が主なので、すり抜けてしまったと思われます。
なお、当社が取り扱う小麦で赤カビ毒は検出されておりません。
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